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2016年11月01日

FUJIMOCK FES 2016

スマートミラーの筐体を製作するため、FUJIMOCK FES 2016に参加しました。FUJIMOCK FESは、ファブラボ鎌倉が主催する、富士山嶺の間伐材を使ってアイデアをかたちにするイベントで、富士山セッション、鎌倉セッション、作品発表会の3つのセッションで構成されています。


富士山セッションでは、1泊2日(ホールアース自然学校泊)で田貫湖の森に間伐材を切りに行きました。

Mt.FUJI SESSION 2016.10.29-30

● 1日目

あいにくの天気で雨も降りそうだったので、田貫湖に着いてフィールドワークをした後、すぐに森に行きました。

森に着くと、まず最初に木の切り方のレクチャーを受けました。

木は単純にチェーンソーでバッサリ切るわけではなく、まず、倒す方向を決めて、倒す方向と垂直に「受け口」という切り込みを入れ、「受け口」の反対側に「追い口」を入れます。
「受け口」と「追い口」を入れたら、ロープで引っ張り木を倒します。



木こりの方はチェーンソーを使いますが、フェス参加者がチェーンソーを使うのは危険なので、ノコギリを使い「受け口」と「追い口」を入れ、木を切りました。

間伐材は、1970年代まで建築現場の足場材、木柵の材料などに使われていましたが、アルミニウム製の安価な足場等の普及により需要が低迷、搬出コストの問題から放棄される森林が増えたそうです。間伐材といっても品質は通常の木材と変わらず、間伐材をどう活かすことができるか、そのアイデアを出してかたちにするのがFUJIMOCK FESの目的です。

● 2日目

参加者が持ち帰れるように、間伐材を木こりの方にチェーンソーで簡易製材してもらいました。チェーンソーでは歯の目が荒いため、ホームセンターで売られているような綺麗な木材は製材できません。そのため、フェス参加者は、輪切り、または板状にした木材を各々持って帰り、4ヶ月間乾かした後、作りたいものにあわせて、さらに製材していきます。

ホームセンターに行けば綺麗に製材された木材を安価に買うことができますが、丸太材の質量や、樹皮の湿り気、チェーンソーで切られたザラザラ感や木の香りなど、ホールアース自然学校の方は「自然語」と表現されていましたが、そういった商品として加工される前の自然のままの状態を感じることができて、非常に貴重な体験ができました。

2日目の昼食はピザを作りました。ピザを生地から練って石窯で焼いて作る経験は初めてで、見た目は奇麗にできませんでしたが、味は非常に美味しかったです!

そうこうしているうちに2日間の富士山セッションはあっという間に終わりました。

ホールアース自然学校のスタッフの方や木こりの方は本当に親切で、ほぼ初対面だった参加者も最後には富士山ポーズで記念写真!

夜は温泉に入って、森やFABについて語り、それぞれの活動報告をして、これから各自4月の発表会に向けて、アイデアをかたちにしていきます!


KAMAKURA OPEN LAB 2017.01.21

鎌倉セッションまで時間があるので、それまで木材を乾燥させます。

木は生きものなので、乾燥する過程で、中心と周辺の含水率の違いで割れてしまったり、反ってしまったりするようです。いろいろと対策はあるようですが、経過観察しながらどうするか考えていきます。


2017年1月21日、ファブラボ鎌倉でオープンラボが始まりました。

今回、木材で本格的な筐体を製作するのは初めてで、机上で設計していてもイメージが湧かなかったので、とりあえず形にしてみようと思い、オープンラボでプロトタイプを製作しました。思った通り、設計段階では気がつかなった点がいくつか見つかり、これから再設計です。

KAMAKURA SESSION 2017.02.18

2017年2月18日、鎌倉セッションが行われました。

CNCミリングマシン(SRM-20)など木材を加工する工作機械が用意され(※一部は期間限定)、午前中は、Fusion 360の使い方のレクチャーや、MESHを開発された方が来られて、MESHの紹介や活用方法がプレゼンされました。


午後からは製作の時間で、木材から筐体に必要なパーツの切り出し作業を行いました。

鎌倉セッションまでに筺体を再設計し、製材してもらった木材からCNCミリングマシンで、スマートミラーの前面のフレーム部分を削り出そうとしたのですが、切削作業は時間がかかり、しかもオペレーションにクセがあって、なかなかうまくいきません。結局、鎌倉セッションではうまく削り出すことができませんでした。

翌19日は、オープンラボの日だったので、ファブラボ鎌倉のスタッフの方の力も借りて、3Dデータもなるべく効率よく切削できるように制作し、なんとか思った通りのフレームを削り出すことができました。※写真の半分のフレームを切削するのに2時間かかりました。

KAMAKURA SESSION 2017.03.11

2017年3月11日、2回目の鎌倉セッションが行われました。

2回目はFujimock Fesで木工の世界にはまり、オリジナルの木工加工法を開発、起業された今西さんの木工工場で作品作りが行われました。

工場には様々な機械があり、参加者はそれぞれの木材を持ち込んで、作品作りに没頭していました。


鎌倉セッションと並行してスマートミラーの筐体製作も進めました。

檜材は合板と違い、節があるため、レーザーのパワーを強めにしないとカットしきれず、どうしても焦げ目ができてしまいます。また、前面のフレームはCNCミリングマシンの加工範囲の関係で1枚で切り出せずつなぎ目ができてしまい、無垢のままで綺麗にデザインできなかったので、塗装することにしました。

木材についた傷も活かせると思い、塗装はアンテーィク調にしました。インターネットで調べて、オイルステインとBRIWAXを塗ってみるといい感じです!

IGZO LCDパネル、Raspberry Pi、センサーなどを取りつけ、光が漏れないようにIGZO LCDパネルの液晶画面の周りに黒い画用紙を貼り、前面のフレームにマジクミラーをはめこめば完成です。

FUJIMOCK FES 2016 PRESENTATION 2017.04.01

2017年4月1日、FUJIMOCK FES 2016の発表会がありました。製作工程は【Fabble】スマートミラー(Fujimock 2016)にも掲載しています。

発表会は、横浜のさくらWORKSで行われました。

FUJIMOCK FESでMESHを紹介してもらったので、明るさタグを使って、箱の中にスマホや財布などを入れるとスマートミラーのアイコンが変化する、忘れ物防止用の檜の箱も製作、スマートミラーと一緒にプレゼンしました。

他の参加者の方の作品も皆個性的なものばかりでした。

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