Blender2.9で日の出を制作
明けましておめでとうございます!ということで、Blender2.9で日の出(空と海)を制作しました。
日の出を制作
上記の動画を参考に、日の出を制作します。
● 日の出を制作
岩山を制作するさいアドオンのA.N.T.Landscapeを使用したいので、アドオンを有効化します。
編集からプリファレンスを表示し、アドオンのAdd Mesh: A.N.T.Landscapeにチェックを入れて、プリファレンスを保存します。
カメラとライトを設定します。カメラの位置のXを20m、Zを0.2mにし、回転のXを90度、Zを90度にします。また、ライトの位置のXを-10m、Zを3.5mにします。
ライトを選択します。オブジェクトデータプロパティで、ライトをサンにします。
ライトのカラーをオレンジにして、強さを3.0にし、回転のYを-86度にします。
海を制作します。
「7」+「5」でトップ・平行投影表示にします。
「Shift」+「A」で平面を追加し、Xを100m、Yを100mにします。また、平面の位置のXを-30mにします。
コントラストの設定をします。
レンダープロパティで、カラーマネジメントのルックをHigh Contrastにします。
空を制作します。空は、Dynamic SkyやPure-skyなどのアドオンを使用するなど、いろいろな制作方法がありますが、今回は大気テクスチャを使用します。
Shadingタブをクリックして、シェーダーエディターに切り替えます。シェーダーエディターのデータタイプをオブジェクトからワールドに変更します。「Shift」+「A」で大気テクスチャを追加し、標高を2m、空気抵抗を2.6、ちりを7.0、オゾンを7.9にします。また、マッピングを追加して、回転のZを-90度にします。早朝のシーンなので、背景の強さを0.02にします。
岩山を制作します。
「Shift」+「A」でLandscapeを追加します。
追加したLandscapeの、Subdivisions XとSubdivisions Yを200にし、ノイズサイズを0.55にします。また、ランダムシードを変更して岩山を好きな形にします。
Landscapeをもう一つ追加します。ランダムシードで岩山を好きな形にします。岩山のサイズと位置を「S」と「G」で調整して、カメラにうまく納めます。
岩山のマテリアルを設定します。マテリアルの設定方法は「Blender2.8でマテリアルを設定」を参考にしてください。空を制作するさい、シェーダーエディターのデータタイプをワールドに変更したので、オブジェクトにもどしてからマテリアルを設定します。
海のマテリアルを設定します。ベースカラーを黒にして、粗さを0にします。水面の揺らぎを表現するためにノイズテクスチャを追加します。ノイズテクスチャのスケールを250、細かさを15、荒さを0.35、歪みを0.1にします。また、バンプの強さを0.025にします。
太陽を制作します。
ライトを「R」+「Y」で回転させて、水面に写っているライトをカメラの外に移動します。
「Shift」+「A」で円を追加します。
編集モードで頂点を「A」で全選択して、「F」で面をはります。
ライトの位置まで「G」で円を移動し、正面を向くように「R」+「Y」で回転させます。
太陽の大きさを「S」で、太陽とライトの位置を「G」で調整します。
太陽のマテリアルを設定します。太陽のマテリアルは、プリンシプルBSDFではなく放射テクスチャを使用して設定します。
最後に、太陽の大きさや海面のバンプの強さなどを調整して日の出の完成です。