X
2020年01月29日 - Blender

Blender2.8でArchimesh

Blender2.8でArchimesh

前から気になっていた建築系アドオンのArchimeshについて調べてみました。

Archimesh

● Archimeshとは

Archimeshは、建築系のオブジェクトを生成できるBlender標準のアドオンです。生成できるのは、「部屋(壁、床、天井)」「ドア」「窓」「キャビネット」「棚」「柱」「階段」「屋根」「本」「ランプ」「ブラインド」「カーテン」です。

● アドオンの有効化

アドオンを有効化します

アドオンを有効化します。

編集からプリファレンスを表示し、アドオンのAddMesh:Archimeshにチェックを入れて、プリファレンスを保存します。

● 使用方法

Shift+AでArchimeshのオブジェクトを追加します

Archimeshのオブジェクトを追加する場合、「Shift」+「A」で追加するか、プロパティパネルの「Create」タブからArchimeshを展開して、要素から追加します。

Archimeshのオブジェクトは左下のオペレーターパネルで各種設定を変更できます

「キャビネット」「棚」「柱」「階段」「屋根」「本」「ランプ」「カーテン」は、追加したさい左下のオペレーターパネルで各種設定を変更することができます。

オペレーターパネルは、移動など次の操作をすると消えてしまうので注意が必要です。

ArchimeshのオブジェクトはプロパティパネルのCreateタブで各種設定を変更できます

「部屋(壁、床、天井)」「ドア」「窓」「ブラインド」は、プロパティパネルの「Create」タブで各種設定を変更することができます。

Create default Cycles materialsにチェックを入れると、追加したさいマテリアルが設定されます。マテリアルは、通常のオブジェクトと同じように設定することが可能です。

● 部屋(壁、床、天井)

部屋(壁、床、天井)を追加します

部屋(壁、床、天井)を追加します。

「Shift」+「A」でRoomを追加すると、高さ2.4の壁が1枚追加されます。

プロパティパネルのNumber of Wallsを4に設定して、壁を4枚に増やします

プロパティパネルのNumber of Wallsを4に設定して、壁を4枚に増やします。

Wall1とWall3の長さを5.4に、Wall2とWall4の長さを3.6にします

Wall1とWall3の長さを5.4に、Wall2とWall4の長さを3.6にします。

Wall3とWall4の詳細設定にチェックを入れて、Wall3の角度を180、Wall4の角度を-90にします。

Ceilingと床にチェックを入れて、天井と床を生成します

Ceilingと床にチェックを入れて、天井と床を生成します。

壁の厚さを0.03に設定し、反転にチェックを入れます

壁の厚さを0.03に設定し、反転にチェックを入れます。

またカメラで撮影するため、Wall1を不可視にして非表示にします。

部屋が制作できました

これで部屋が制作できました。

テクスチャも自由に設定することができ、「PBRでフォトリアリスティックな床の制作」でやったように木目のテクスチャを設定しました。

また、グリースペンシルで引いたラインから、Room from Drawをクリックして部屋を制作することもできます。

● ドア

Shift+AでDoorを追加します

「Shift」+「A」でDoorを追加します。

プロパティパネルで、ドアやドアノブのタイプを変更することができます。

ドアを移動したい場合は、一番下のコントローラーを選択すると移動できます。

Auto Holesをクリックすると、自動的に壁に穴を開けることができます

ドアや窓を設置して壁を選択し、Auto Holesをクリックすると、自動的に壁に穴を開けることができます。

● 窓

Shift+AでRail WindowかPanel Windowを追加します

「Shift」+「A」でRail WindowかPanel Windowを追加します。

プロパティパネルで、大きさや分割数を変更することができます。

窓を移動したい場合は、一番下のコントローラーを選択すると移動できます。

● キャビネット

Shift+AでCabinetを追加します

「Shift」+「A」でCabinetを追加します。

左下のオペレーターパネルで、キャビネットのタイプや大きさ、数などを変更することができます。

● 棚

Shift+AでShelvesを追加します

「Shift」+「A」でShelvesを追加します。

左下のオペレーターパネルで、棚のタイプや大きさ、数などを変更することができます。

● 柱

Shift+AでColumnを追加します

「Shift」+「A」でColumnを追加します。

左下のオペレーターパネルで、柱のタイプや大きさ、数や形などを変更することができます。

● 階段

Shift+AでStairsを追加します

「Shift」+「A」でStairsを追加します。

左下のオペレーターパネルで、階段のタイプや大きさ、段数などを変更することができます。

● 屋根

Shift+AでRoofを追加します

「Shift」+「A」でRoofを追加します。

左下のオペレーターパネルで、屋根のタイプや大きさ、瓦の数や傾斜角度などを変更することができます。

● 本

Shift+Aでbooksを追加します

「Shift」+「A」でbooksを追加します。

左下のオペレーターパネルで、本の数や大きさ、角度や色をランダムに設定できます

左下のオペレーターパネルで、本の数や大きさ、角度や色をランダムに設定することができます。

● ランプ

Shift+AでLampを追加します

「Shift」+「A」でLampを追加します。

左下のオペレーターパネルで、ランプのタイプや大きさ、形などを変更することができます。

● ブラインド

Shift+AでVenetian blindを追加します

「Shift」+「A」でVenetian blindを追加します。

プロパティパネルで、ブラインドの大きさなどを変更することができます。

● カーテン

Shift+AでRoller curtainsかJapanese curtainsを追加します

「Shift」+「A」でRoller curtainsかJapanese curtainsを追加します。

左下のオペレーターパネルで、カーテンの大きさなどを変更することができます。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

スポンサーリンク

前の記事へ

iMac ProでBlenderを使用

次の記事へ

Blenderで部屋を制作