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2020年01月26日 - Blender

iMac ProでBlenderを使用

iMac ProでBlenderを使用

本格的に3DCGを制作するためにiMac Proを購入しました。せっかくなので、iMacとiMac ProのBlenderの使用感を比較したいと思います。

Blender2.8の動作環境

公式サイトによると、Blender2.8の動作環境は次の通りです。

共通

・OS:MacOC 10.2+ 64bit
・ディスプレイ:1280×768以上

最低スペック

・CPU:2コア 2GHz以上
・メモリ:4GB
・グラフィックボード:1GB以上(OpenGL 3.3以上対応)

推奨スペック

・CPU:4コア以上 2GHz以上
・メモリ:16GB
・グラフィックボード:4GB以上(OpenGL 3.3以上対応)

最高スペック

・CPU:8コア以上 2GHz以上
・メモリ:32GB
・グラフィックボード:12GB以上(OpenGL 3.3以上対応)

iMac (Retina 4K, 21.5-inch, 2017)

購入したときは、3DCGを制作する予定はなかったので、今まではiMacの下位モデルを使用していました。

・CPU:3GHz 4コア Intel Core i5
・メモリ:8GB
・グラフィックボード:Radeon Pro 555 2GB

iMac
宇宙船の3DCG
部屋の3DCG

スペック的には最低スペックと推奨スペックの間くらいで、モデリングや宇宙船などの制作くらいであれば快適に動作します。

Blender2.8は、現時点で、Macではグラフィックカードを使用することができません。「Blenderでベッドを制作」のように部屋を制作するさい、モデリングは問題ないのですが、GPUが使用できないからか、メモリが足りないからか、ルック開発の動作が重くなってしまい、調整作業に支障をきたすようになりました。

また、Cyclesで部屋をレンダリング(解像度:1920px×1080px、サンプリング:500)すると、35分かかってしまいます。ワークフローを工夫すれば、iMacの下位モデルでも制作可能だと思いますが、生産性が悪いので、iMac Proの購入に踏み切りました。

iMac Pro

可能な限りハイスペックな環境が欲しかったので、iMacの上位モデルではなく、iMac Proを購入しました。

・CPU:3.2GHz 8コア Xeon W
・メモリ:32GB
・グラフィックボード:Radeon Pro Vega 56 8GB

iMac Pro

グラフィックボードが使用できないので、スペック的には推奨スペックと最高スペックの間くらいだと思います。

ルック開発の動作は、まだ少し重かったのですが、反射のシミュレーションが重いのか、窓を非表示にしたら快適に動作するようになりました。Cyclesで部屋をレンダリング(解像度:1920px×1080px、サンプリング:500)すると、レンダリング時間は10分に短縮されて、とても快適です。

また、想定外に27インチディスプレイはワークスペースが広く、作業しやすいです。とりあえず、現状ではiMac Proで大満足なので、もっと複雑なものを制作できるようになってスペックが足りないと感じたら、Radeon ProRender for Blenderなども検討してみようと思います。

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