X
2020年05月17日 - WebVR・Three.js

WebXR API Emulatorについて

WebXR API Emulatorについて

OculusQuestなどヘッドマウントディスプレイをかぶりながら、WebVRコンテンツを開発するのは大変です。そこで、WebXR API Emulatorについて調べてみました。

WebXR API Emulator

● WebXR API Emulatorとは

WebXR API Emulatorは、Mozilla Mixed Realityが提供する、ブラウザでWebXR(VR・AR・MR)コンテンツをテストできる拡張機能です。
現時点では、ChromeとFirefoxeで使用でき、複数のデバイスをエミュレートすることができます。

WebXR API Emulator

● インストール方法

WebXR API Emulatorをインストールするには、使用したいブラウザに拡張機能を追加します。

● 使い方

WebXR API Emulatorをインストールすると、WebVRコンテンツ、例えば「部屋の3DCGをWebVRで表示」で制作した部屋のデモをブラウザで開くと、エミュレートされたVRデバイスが検出され、VRモードでテストすることができます。

WebXR API Emulatorをインストールすると、VRモードでテストすることができます

VRデバイスを操作したい場合は、ブラウザのデベロッパーツールで、WebXRタブを開きます。

VRデバイスを操作したい場合は、ブラウザのデベロッパーツールで、WebXRタブを開きます

ヘッドセットとコントローラーが表示されるので、操作したいオブジェクトをクリックすると、VRデバイスを移動・回転することができます。
元に戻したい場合は、左下の「Reset Pose」をクリックします。

また、左上のプルダウンメニューから、エミュレートするVRデバイスを変更することもできます。

操作したいオブジェクトをクリックすると、VRデバイスを移動・回転することができます

「select button」でコントローラーのボタンの動作テストができたり、ConsoleでJavascriptのエラーを確認することもでき、ヘッドマウントディスプレイで動作を確認する前のデバッグなどに活用できそうです!

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

関連記事

スポンサーリンク

前の記事へ

glTF出力時のGL ERRORについて

次の記事へ

Three.jsでコントローラーを制御