Blender2.9でソファを制作
「Blender2.9でクッションを制作」に続き、Blender2.9でソファを制作しました。
ソファを制作
Youtubeのチュートリアル動画を参考にソファを制作します。
Blender GuruのCouch Tutorial Seriesは、クッションやソファの制作方法やクロスブラシの使い方などを丁寧に解説してくれていて、参考になります。
● モデリング
ソファを実寸サイズでモデリングします。
「7」+「5」でトップ・平行投影表示にします。
「Shift」+「A」+「画像」で参照画像を追加します。
参照画像は「How to Make a Couch in Blender (Part 1)」の概要欄からダウロードできます。
参照画像の不透明度を0.2に設定します。
「Shift」+「A」で立方体を追加します。
立方体のXを2.24mにして、立方体と参照画像を合わせます。また、立方体のYを参照画像のソファと合わせます。
こうすることで、実寸サイズでモデリングすることができます。
参照画像を「Shift」+「D」で複製して、背面と側面にも配置します。
立方体の高さを「S」+「Z」で調整して、参照画像のソファの土台に合わせ、「Ctr」+「A」+「スケール」でサイズを適用します。
編集モードで、「Ctr」+「R」で立方体の中央をループカットします。「X」で左半分を削除し、ミラー モディファイアーを設定します。
ミラー モディファイアーを使用する場合は、「Shift」+「A」+「エンプティ」で十字を追加して、ミラーオブジェクトに設定しておくと便利です。十字の名前をCenterにします。
ここでUV展開しておきます。
UV Editingのタブに切り替え、編集モードにして「A」で立方体を全選択して、「U」+「スマートUV投影」でUV展開します。
「Shift」+「A」で立方体を追加します。
参照画像を参考に、立方体から背もたれをモデリングします。
背もたれも左半分を削除し、ミラー モディファイアーを設定してUV展開します。モデリングし終わったら、サイズを適用します。
土台の立方体を複製し、2つ目の土台をモデリングします。
背もたれの側面に接する部分をへこませ、2つ目の土台も左半分を削除し、ミラー モディファイアーを設定してUV展開します。
モデリングし終わったら、サイズを適用します。
ソファの足をモデリングします。
「1」+「5」でフロント・平行投影表示にします。
「Shift」+「A」で立方体を追加します。
編集モードにして「Ctr」+「R」で立方体をループカットして、「E」+「Z」でZ軸方向に面を押し出しソファの足の形をモデリングします。
ソファの足を、「R」+「Z」+「-45」でZ軸に-45度回転させます。
ミラー モディファイアーを設定して、ミラーオブジェクトにCenterを設定します。
ミラー モディファイアーの座標軸はXとYを選択します。
各オブジェクトにベベル モディファイアーを設定します。
「Ctr」+「A」+「スケール」でサイズを適用したのは、ベベル モディファイアーを綺麗に設定するためです。
「Blender2.9でクッションを制作」でやったようにクッションを制作して、参照画像を参考に配置します。
クッションは位置や回転などを調整して、少しばらつかせるとリアリティが出ます。
これでモデリングの完了です。
● マテリアルとテクスチャの設定
ソファの足は金属質のマテリアルを設定しました。マテリアルの設定方法は、「Blender2.8でマテリアルを設定」を参考にしてください。
ソファにテクスチャを設定しました。テクスチャの設定方法は、「Blender2.8でテクスチャを設定」を参考にしてください。テクスチャ画像は「Using fabric textures in Blender (Couch Part 5)」の概要欄からダウロードできます。
これで、ソファの完成です。Blender GuruのCouch Tutorial Seriesはさらにディテールを作り込んでいるので、興味がある方は参考にしてください。