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2021年10月09日 - Blender

Blender2.9で観葉植物のガジュマルを制作(2)

Blender2.9で観葉植物のガジュマルを制作

Blender2.9で観葉植物のガジュマルを制作(1)」で陶器鉢や幹をモデリングしましたが、引き続き観葉植物のガジュマルを制作します。

観葉植物を制作

● 葉の制作

葉のテクスチャ画像をtextures.comからダウンロードします。今回は、3D SCANNED BLUEBERRY LEAVES ATLASを使用します。

textures.comは登録すると、解像度の低いものだけですが、1日15クレジット分無料でダウンロードできるので便利です。

葉のテクスチャ画像をtextures.comからダウンロードします
3D SCANNED BLUEBERRY LEAVES ATLAS

3D SCANNED BLUEBERRY LEAVES ATLASには、テクスチャ画像の他にラフネスマップやノーマルマップ、アルファマップが用意されています。

ダウンロードしたテクスチャ画像は、複数の葉が1枚の画像になっているので、UV展開しやすいようにフォトショップで1枚の葉が1枚の画像になるようにトリミングします。

葉を制作します

葉を制作します。

「7」+「5」でトップ・平行投影表示にします。

陶器鉢や幹など表示しているものがあったら、作業しやすいようにアウトライナーで非表示にします。

「Shift」+「A」で平面を追加し、Xを0.05m、Yを0.0285m、Zを0mにします。

平面をUV展開します

平面をUV展開します。

平面に葉のテクスチャ画像を設定します。

UV Editingのタブに切り替え、編集モードにして「A」で平面を全選択し、「U」+「スマートUV投影」でUV展開します。

UVマップを調整します。

葉のテクスチャを設定します
テクスチャを設定した葉

葉のテクスチャを設定します。テクスチャ画像の他に、ラフネスマップやノーマルマップ、アルファマップも設定します。テクスチャの設定方法は「Blender2.8でテクスチャを設定」を参考にしてください。

葉の形状を調整します

葉の形状を調整します。

編集モードで、「Ctr」+「R」でX軸方向に7回、Y軸方向に3回ループカットします。

葉の中央の辺を選択して、G+Zで少し下げます

「1」+「5」でフロント・平行投影表示にします。

葉の中央の辺を選択して、「G」+「Z」で少し下げます。

茎の根本と葉の先端部分をそれぞれG+Zで下げます

プロポーショナル編集を有効化して、「スムーズ」を選択します。

茎の根本と葉の先端部分をそれぞれ「G」+「Z」で下げます。

編集モードで、原点を茎の根元に移動します

編集モードで、原点を茎の根元に移動します。

サブディビジョンサーフェース モディファイアーを設定します。

これで、葉の完成です。

● 枝の制作

Sでエンプティの球のサイズを縮小します

「1」+「5」でフロント・平行投影表示にします。

「Shift」+「A」+「エンプティ」で球を追加し、「S」でエンプティの球のサイズを縮小します。

エンプティの球と葉のスケールを「Ctr」+「A」で適用します。

葉に配列 モディファイアーを設定します

葉に配列 モディファイアーを設定し、数を10にして、オフセット(倍率)のチェックを外します。

オフセット(OBJ)にチェックをいれて、オブジェクトに追加したエンプティの球を選択します。

エンプティの球を「G」+「Z」で上に移動します。

Shift+A+カーブでベジェを追加し、名前をhouseplant_branchcurveにします

「Shift」+「A」+「カーブ」でベジェを追加し、名前をhouseplant_branchcurveにします。編集モードにして、全てを選択し「G」+「X」+「1」で原点を始点に移動します。

「3」+「5」でライト・平行投影表示にします。

オブジェクトモードにして、「R」+「Y」+「-90」でベジェを回転させて、「S」で縮小します。

カーブが真っ直ぐになるようにGで調整します

ベジェを編集モードにして、カーブが真っ直ぐになるように「G」で調整します。

葉にカーブ モディファイアーを設定します

「1」+「5」でフロント・平行投影表示にします。

ベジェを編集モードにして、枝の形に曲げます。

葉にカーブ モディファイアーを設定して、カーブオブジェクトにhouseplant_branchcurveを選択します。

エンプティの球をR+Zで回転させます

エンプティの球を「R」+「Z」で回転させます。

エンプティの球の位置と角度を調整して、枝の形状を調整します。

枝のモデリングの完了です

ベジェのオブジェクトデータプロパティで、ベベルの深度を0.007mに設定し、端をフィルにチェックを入れます。

これで枝のモデリングの完了です。

枝を複製して、位置や形状を調整します

アウトライナーで陶器鉢や幹などを表示します。

枝を複製して、位置や形状を調整します。

● マテリアルとテクスチャの設定

陶器鉢のマテリアルを設定します
テクスチャを設定した陶器鉢

陶器鉢のマテリアルを設定します。陶器の質感は、プリンシプルBSDFのクリアコートを使用して表現します。マテリアルの設定方法は「Blender2.8でマテリアルを設定」を参考にしてください。

土のテクスチャ画像をambientCGからダウンロードします。今回は、Ground 048を使用します。

ambientCGは登録せずに、無料でテクスチャ画像をダウンロードできます。ノーマルマップやラフネスマップなど、必要なテクスチャ画像も一式そろっていて便利です。

土のテクスチャ画像をambientCGからダウンロードします
土をUV展開します

土をUV展開します。

土のテクスチャ画像を設定します。

UV Editingのタブに切り替え、編集モードにして「A」で平面を全選択し、「U」+「ビューから投影」でUV展開します。

UVマップを調整します。

土のテクスチャを設定します
テクスチャを設定した土

土のテクスチャを設定します。テクスチャ画像の他に、ラフネスマップやノーマルマップ、ディスプレイスメントマップを設定します。

幹のテクスチャを設定します
テクスチャを設定した幹

幹のテクスチャを設定します。テクスチャ画像は、textures.comから3D SCANNED JAPANESE TREE BARKをダウンロードします。土にテクスチャを設定した時と同じように、UV展開して、テクスチャ画像の他にラフネスマップとノーマルマップも設定します。最後に枝にマテリアルを設定します。

完成した観葉植物を「CGWORLDのチュートリアルで部屋モデリング(1)」で制作したリビングに置きました。ブルックリンスタイルに合いそうなソファとテーブル、ラグマットも制作しました。

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