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2021年10月23日 - Blender

Blender2.9で観葉植物のオリーブの木を制作(2)

Blender2.9で観葉植物のオリーブの木を制作

Blender2.9で観葉植物のオリーブの木を制作(1)」で鉢や幹をモデリングしましたが、引き続き観葉植物のオリーブの木を制作します。

観葉植物を制作

● 葉の制作

葉のテクスチャ画像をtextures.comからダウンロードします。今回は、3D SCANNED CHERRY TREE LEAVES ATLAS 01Bを使用します。

textures.comは登録すると、解像度の低いものだけですが、1日15クレジット分無料でダウンロードできるので便利です。

葉のテクスチャ画像をtextures.comからダウンロードします
3D SCANNED CHERRY TREE LEAVES ATLAS 01B

3D SCANNED CHERRY TREE LEAVES ATLAS 01Bには、テクスチャ画像の他にラフネスマップやノーマルマップ、アルファマップが用意されています。

葉を制作します

葉を制作します。

「7」+「5」でトップ・平行投影表示にします。

鉢や幹など表示しているものがあったら、作業しやすいようにアウトライナーで非表示にします。

「Shift」+「A」で平面を追加し、Xを0.02m、Yを0.05m、Zを0mにします。

平面をUV展開します

平面をUV展開します。

平面に葉のテクスチャ画像を設定します。

UV Editingのタブに切り替え、編集モードにして「A」で平面を全選択し、「U」+「スマートUV投影」でUV展開します。

UVマップを調整します。

葉のテクスチャを設定します
テクスチャを設定した葉

葉のテクスチャを設定します。テクスチャ画像の他に、ラフネスマップやノーマルマップ、アルファマップも設定します。テクスチャの設定方法は「Blender2.8でテクスチャを設定」を参考にしてください。

葉の形状を調整します

葉の形状を調整します。

編集モードで、「Ctr」+「R」でX軸方向に3回、Y軸方向に3回ループカットします。

葉の中央の辺を選択して、少し下げます

「1」+「5」でフロント・平行投影表示にします。

葉の中央の辺を選択して、「G」+「Z」で少し下げます。

プロポーショナル編集を有効化して、スムーズを選択します

「3」+「5」でライト・平行投影表示にします。

プロポーショナル編集を有効化して、「スムーズ」を選択します。

茎の根本と葉の先端部分をそれぞれ「G」+「Z」で下げます。

編集モードで、原点を茎の根元に移動します

編集モードで、原点を茎の根元に移動します。

サブディビジョンサーフェース モディファイアーを設定します。

これで、葉の完成です。

● パーティクルシステムで葉の設定

Sapling Tree Genは、オペレーターパネルの「leaves」で葉を設定できますが、ウェイトペイントで葉の密度を調整したいので、パーティクルシステムで葉を設定します。

アウトライナーで幹を表示します

「1」+「5」でフロント・平行投影表示にします。

アウトライナーで幹を表示します。幹を選択してパーティクルシステムを追加し、タイプをヘアーにします。

レンダリング方法をオブジェクトにして、インスタンスオブジェクトで葉を選択し、スケールを0.25、スケールのランダム化を0.2にします。

詳細設定にチェックを入れて、回転する軸をオブジェクトZにします

詳細設定にチェックを入れて、回転する軸をオブジェクトZにします。また、回転のランダム化を0.3に、位相を0.1に、位相のランダム化を0.2にします。

オブジェクトデータプロパティで頂点グループを追加します

オブジェクトデータプロパティで頂点グループを追加します。

パーティクルプロパティの頂点グループの密度に、追加した頂点グループを設定します。

ウェイトペイントで葉の密度を設定します
葉をつけたい部分を赤くペイントします

ウェイトペイントで葉の密度を設定します。ウェイトペイントモードにして、葉をつけたい部分を赤くペイントします。

オリーブの木のモデリングの完了です

最後に、葉の大きさなどを調整して、オリーブの木のモデリングの完了です。

● マテリアルとテクスチャの設定

鉢のマテリアルを設定します
マテリアルを設定した鉢

鉢のマテリアルを設定します。マテリアルの設定方法は「Blender2.8でマテリアルを設定」を参考にしてください。

土のテクスチャ画像をambientCGからダウンロードします。今回は、Ground 048を使用します。

ambientCGは登録せずに、無料でテクスチャ画像をダウンロードできます。ノーマルマップやラフネスマップなど、必要なテクスチャ画像も一式そろっていて便利です。

土のテクスチャ画像をambientCGからダウンロードします
土をUV展開します

土をUV展開します。

土のテクスチャ画像を設定します。

UV Editingのタブに切り替え、編集モードにして「A」で平面を全選択し、「U」+「ビューから投影」でUV展開します。

UVマップを調整します。

土のテクスチャを設定します
テクスチャを設定した土

土のテクスチャを設定します。テクスチャ画像の他に、ラフネスマップやノーマルマップ、ディスプレイスメントマップを設定します。

幹のテクスチャを設定します
オリーブの木は完成です

幹のテクスチャを設定します。今回はノイズテクスチャを使用して設定しました。最後に、葉の色や枝などを調整して、オリーブの木は完成です。

完成した観葉植物を「CGWORLDのチュートリアルで部屋モデリング(1)」で制作したリビングに置きました。

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