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2022年01月29日 - Blender

Blender2.9で美術館の回廊を制作(2)

Blender2.9で美術館の回廊を制作

Blender2.9で美術館の回廊を制作(1)」で美術館の回廊やロープパーティションをモデリングしましたが、引き続き美術館の回廊を制作します。

美術館の回廊の制作

● 額縁のモデリング

額縁を制作します

額縁を制作します。

「1」+「5」でフロント・平行投影表示にします。

「Shift」+「A」+「画像」で額縁の写真画像を追加して、不透明度を0.1に設定します。

円柱を追加します

「Shift」+「A」で円柱を追加します。

ミラー モディファイアーとサブディビジョンサーフェース モディファイアーを設定します。また、イメージがつきやすいように仮のマテリアルを設定します。

円柱を編集モードにして、写真画像を参考に額縁をモデリングします。

額縁のモデリングは説明が長くなってしまうので省略します

額縁のモデリングは説明が長くなってしまうので省略しますが、ミラー モディファイアーを設定することで、モデリングする量を4分の1にできます。

美術館の回廊に額縁を設置します

美術館の回廊に額縁を設置します。

また、キャプションボードを設置します。

● スポットライトのモデリング

スポットライトを制作します

スポットライトを制作します。

「Shift」+「A」で円柱を追加して、頂点を16にします。

「S」でサイズを調整します。

編集モードにして、Z軸方向にCtr+Rで2回ループカットします

編集モードにして、Z軸方向に「Ctr」+「R」で2回ループカットします。

円柱を選択して、「G」で移動し、「R」で回転させます。サブディビジョンサーフェース モディファイアーを設定します。

天面と底面の辺に平均クリースを設定します。

ループカットした面を選択して、E+Sで内側に押し出します

ループカットした面を選択して、「E」+「S」で内側に押し出します。

また、辺に平均クリースを設定します。

円柱の底面を選択して、Iで面を差し込みます

円柱の底面を選択して、「I」で面を差し込みます。

「E」+「Z」で内側に押し出します。

立方体を追加して、サイズを調整します

オブジェクトモードにします。

「Shift」+「A」で立方体を追加して、「S」でサイズを調整します。「Ctr」+「A」でスケールを適用します。

編集モードにして、前面と背面、底面の面を「X」で削除します。

ソリッド化 モディファイアーを設定して、適用します

オブジェクトモードにします。

ソリッド化 モディファイアーを設定して、適用します。

円柱と結合します

「Ctr」+「J」で円柱と結合します。

編集モードにして、平均クリースで形状を調整します。

円柱を追加して、Sでサイズを調整します

「Shift」+「A」で円柱を追加して、「S」でサイズを調整します。

平均クリースで円柱の形状を調整して、スポットライトの完成です。

配列モディファイアーを設定してスポットライトを設置します

配列モディファイアーを設定してスポットライトを設置します。

これで、美術館の回廊のモデリングの完了です。

● 環境テクスチャの設定

環境テクスチャを設定します
空を制作します

環境テクスチャを設定します。大気テクスチャを使用して、空を制作します。

Shadingタブをクリックして、シェーダーエディターに切り替えます。シェーダーエディターのデータタイプをオブジェクトからワールドに変更します。「Shift」+「A」で大気テクスチャを追加し、太陽の角度を4度、標高を2m、空気抵抗を2.0、ちりを7.0、オゾンを7.9にします。

● マテリアルとテクスチャの設定

床のテクスチャ画像をambientCGからダウンロードします。今回は、Paving Stones 061を使用します。

ambientCGは登録せずに、無料でテクスチャ画像をダウンロードできます。ノーマルマップやラフネスマップなど、必要なテクスチャ画像も一式そろっていて便利です。

床のテクスチャ画像をambientCGからダウンロードします
床をUV展開します

床をUV展開します。

UV Editingのタブに切り替え、床を選択します。編集モードにして、「U」+「展開」でUV展開します。

UVマップの大きさを「S」で調整します。

床のテクスチャを設定します
テクスチャ画像の他に、ラフネスマップやノーマルマップ、ディスプレイスメントマップを設定します

床のテクスチャを設定します。テクスチャ画像の他に、ラフネスマップやノーマルマップ、ディスプレイスメントマップを設定します。テクスチャの設定方法は「Blender2.8でテクスチャを設定」を参考にしてください。

天井と壁面のテクスチャを設定します。

テクスチャ画像をambientCGからダウンロードします。今回は、Concrete 031を使用します。

天井と壁面のテクスチャを設定します
天井と壁面をUV展開します

天井と壁面をUV展開します。

壁面はUVマップを調整しやすいように、「P」で分離して個別に展開します。

天井と壁面のテクスチャを設定します
テクスチャ画像の他に、ラフネスマップやノーマルマップ、ディスプレイスメントマップを設定します

天井と壁面のテクスチャを設定します。テクスチャ画像の他に、ラフネスマップやノーマルマップ、ディスプレイスメントマップを設定します。

ロープパーティションのマテリアルを設定します
マテリアルを設定したロープパーティション

ロープパーティションのマテリアルを設定します。マテリアルの設定方法は「Blender2.8でマテリアルを設定」を参考にしてください。

額のマテリアルを設定します
マテリアルを設定した額

額のマテリアルを設定します。ノイズテクスチャを使用して質感を表現します。また、スポットライトのマテリアルとキャプションボードのテクスチャを設定します。

絵画は、パブリックドメインQからダウンロードしました。

絵画をパブリックドメインQからダウンロードしました

ダウンロードした絵画を美術館の回廊に設置します。

ダウンロードした絵画を美術館の回廊に設置します

● ライトの設置

ライトを設置します

ライトを設置します。

銅像は正面にエリアライトを設置して、上部の立方体のマテリアルに放射を設定します。また、美術館の回廊にサンライトで光を差し込み、絵画にはスポットライトをあてます。

ライティングを調整して、美術館の回廊の完成です。

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