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2022年11月19日 - Blender , メタバース

Blender3.3で畳と天井を制作

Blender3.3で畳と天井を制作

clusterのワールド用に、Blender3.3で和室を制作します。まずは、畳と天井を制作しました。

畳を制作

ネットで畳について調べます。

畳はいくつか種類がありますが、京間を使用します。京間のサイズは95.5cm×191cm×6cmで、畳の角を補強するための畳縁(たたみべり)の幅は3cmです。

畳

● モデリング

立方体を追加します

畳を制作します。

「Shift」+「A」で立方体を追加し、Xを0.955m、Yを1.91m、Zを0.06mにします。

「Ctr」+「A」でオブジェクトのスケールを適用します。

X軸方向に2回ループカットします

立方体を編集モードにして、「Ctr」+「R」+「2」でX軸方向に2回ループカットします。

「S」+「X」で拡大します

「S」+「X」で拡大し、畳縁の幅が3cmになるように調整します。

Y軸方向も同じ作業をします。

内側の辺にベベルをかけます

内側の辺を選択します。「Ctr」+「B」で辺にベベルをかけます。

ベベルをかけた面を押し出します

ベベルをかけた面を選択して、「E」+「G」+「Z」で内側に押し出します。

立方体の外側の辺を選択します

立方体の外側の辺を選択します。

ベベルをかけます

「Ctr」+「B」でベベルをかけて、セグメントを3に設定します。

下側の辺も同じ作業をします。

UV展開します

UV Editingのタブに切り替え、編集モードにして「A」で立方体を全選択し、「U」+「キューブ投影」でUV展開します。

これで、畳のモデリングの完了です。

● テクスチャの設定

畳のテクスチャ画像をtextures.comからダウンロードします。今回はWICKER0046を使用します。

textures.comは登録すると、解像度の低いものだけですが、1日15クレジット分無料でダウンロードできるので便利です。

畳のテクスチャ画像をtextures.comからダウンロードします
テクスチャ画像

現在、clusterはスマホユーザも多いため、ワールドはなるべく軽量化します。

テクスチャ画像のサイズは、ワールドのデータサイズに大きく影響するため512pxにリサイズします。

畳にテクスチャを設定します
テクスチャを設定した畳

畳にテクスチャを設定します。編集モードで畳(畳縁を除いた部分)を選択して、畳のテクスチャ画像を設定します。テクスチャの設定方法は、「Blender2.8でテクスチャを設定」を参考にしてください。

UVマップを拡大します

畳の目が大きいので調整します。

UV Editingのタブに切り替え、編集モードで畳(畳縁を除いた部分)を選択し、「S」でUVマップを拡大します。

畳縁にテクスチャを設定します
テクスチャを設定した畳縁

畳縁にテクスチャを設定します。「Ctr」+「I」で選択部分を反転させて畳縁を選択し、畳縁のテクスチャ画像を設定します。

UVマップを調整します

畳縁にうまくテクスチャが設定できていないため、UVマップを調整します。

UV Editingのタブに切り替え、「リンクする画像を閲覧」から畳縁のテクスチャ画像を表示します。

UVマップの大きさと位置をSとGで調整します

調整したい部分を選択して、UVマップの大きさと位置を「S」と「G」で調整します。

畳縁の柄がバラバラになってしまう場合は、再度「U」+「キューブ投影」で部分的にUV展開してUVマップを調整します。

畳縁のUVマップが調整できたら、畳1枚の完成です。

畳を8枚敷きます

畳が1枚完成したら、「Shift」+「D」で複製し、それぞれの位置と角度を調整して畳を8枚敷きます。

配列モディファイアーを使用すると効率的に畳を敷くことができます。

畳の完成です

畳を8枚敷いたら、畳の完成です。

天井を制作

● モデリング

平面を追加します

天井を制作します。

「Shift」+「A」で平面を追加して、Xを4m、Yを4mにします。また、平面の位置のZを3mにします。

「Ctr」+「A」でオブジェクトのスケールを適用します。

X軸方向とY軸方向に5回ループカットします

平面を編集モードにして、「Ctr」+「R」+「5」でX軸方向とY軸方向に5回ループカットします。

辺にベベルをかけます

ループカットした辺を選択して、「Ctr」+「B」で辺にベベルをかけます。

ベベルをかけた面を選択して、「E」+「G」+「Z」で下側に押し出します。

これで、天井のモデリングの完了です。

● テクスチャの設定

木目のテクスチャ画像をambientCGからダウンロードします。今回は、Wood026を使用します。

ambientCGは登録せずに、無料でテクスチャ画像をダウンロードできます。ノーマルマップやラフネスマップなど、必要なテクスチャ画像も一式そろっていて便利です。

ambientCG
天井にテクスチャを設定します
テクスチャを設定した天井

天井にテクスチャを設定します。

天井の木目の大きさを調整します

天井の木目の大きさを調整します。

UV Editingのタブに切り替え、編集モードにして「A」で平面を全選択します。「S」でUVマップを拡大して木目の大きさを調整します。

メッシュには面の向きがあります

メッシュには面の向きがあり、「ビューポートオーバーレイ > ジオメトリ > 面の向き」にチェックを入れると表が青く、裏が赤くなって確認できます。
Clusterのワールドは、裏面が透明になるので注意が必要です。

天井が裏面になっているので、編集モードで「A」で全選択して、「メッシュ > ノーマル > 反転」で面の向きを反転します。

これで、畳と天井の完成です。

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