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2022年12月03日 - Blender , メタバース

Blender3.3で襖と障子を制作

Blender3.3で襖と障子を制作

Blender3.3で畳と天井を制作」に続き、襖と障子を制作しました。

襖を制作

ネットで襖について調べます。

襖はいくつか種類があり、高さは170~180cmが標準的ですが、和室の天井を少し高くしたため、襖のサイズは90cm×190cm×3cmにします。

襖

● モデリング

平面を追加します

襖を制作します。

「Shift」+「A」で平面を追加して、Xを0.9m、Yを1.9mにします。「R」+「X」+「90」でX軸方向に90度回転します。

「Ctr」+「A」でオブジェクトの回転・スケールを適用します。

原点を移動します

平面を編集モードにして、底辺を選択します。

「Shift」+「S」+「カーソル→選択物」で3Dカーソルを底辺に移動します。オブジェクトモードにして、右クリックで「原点を設定」の「原点を3Dカーソルへ移動」で原点を底辺に移動します。

平面の位置のZを0にします。

面を差し込みます

平面を編集モードにして、「A」で全選択し、「I」で面を差し込みます。

「P」で差し込んだ面を分離します。

ソリッド化 モディファイアーを設定します

オブジェクトモードにして、それぞれにソリッド化 モディファイアーを設定します。

ソリッド化 モディファイアーは、均一な厚さにチェックを入れて、襖の縁の幅は0.03m、上貼りの幅は0.02mに設定します。

ソリッド化 モディファイアーを適用します。

襖の上貼りの位置を中央に移動します

「7」+「5」でトップ・平行投影表示にします。

「G」+「Y」で襖の上貼りの位置を中央に移動します。

襖の引手を制作します

襖の引手を制作します。

オブジェクトモードで「Shift」+「A」で立方体を追加して、XとZを0.08m、Yを0.03mにします。

「Ctr」+「A」でオブジェクトのスケールを適用します。「G」で位置を調整します。

面を差し込みます

立方体を編集モードにして、前面と背面を選択し、「I」で面を差し込みます。

差し込んだ面を内側に押し出します

前面と背面に差し込んだ面を、「E」+「G」+「Y」で内側に押し出します。

これで、襖のモデリングの完了です。

● マテリアルとテクスチャの設定

襖の縁、上貼り、引手にマテリアルを設定します

襖の縁、上貼り、引手にマテリアルを設定します。

マテリアルの設定方法は「Blender2.8でマテリアルを設定」を参考にしてください。

結合します

オブジェクトモードにして、「A」で全選択し、「Ctr」+「J」で結合します。

襖のテクスチャ
テクスチャを設定した襖

襖にテクスチャを設定します。襖の縁と引手のマテリアルに、木目のテクスチャ画像を設定します。テクスチャ画像は、「Blender3.3で畳と天井を制作」で天井に設定したものと同じ画像を使用します。テクスチャの設定方法は、「Blender2.8でテクスチャを設定」を参考にしてください。

UV展開します

UV Editingのタブに切り替え、編集モードにして「A」で襖を全選択し、「U」+「スマートUV投影」でUV展開します。

「S」でUVマップを拡大します。

ミラー モディファイアーを設定します

Layoutのタブに切り替え、編集モードにして「A」で襖を全選択し、「G」+「X」で襖の位置を調整します。

ミラー モディファイアーを設定し、適用します。

分離します

編集モードで左の襖を選択して、「P」で分離します。

結合します

オブジェクトモードにして「G」+「Y」で左の襖の位置を調整します。

「A」で全選択して、「Ctr」+「J」で結合します。

配列 モディファイアーを設定します

配列 モディファイアーを設定します。

「G」と「R」で位置と角度を調整して、襖の完成です。

障子を制作

障子を制作します

障子を制作します。

オブジェクトモードにして「Shift」+「D」で襖を複製し、「G」と「R」で位置と角度を調整します。

編集モードで引手を削除します

複製した襖を選択して「/」でローカルビューにします。ローカルビューにすると、選択したオブジェクトのみ編集できるので便利です。

編集モードにして引手を選択し、「X」で削除します。

障子の組子を制作します

障子の組子を制作します。

オブジェクトモードにして「Shift」+「A」で立方体を追加し、Xを0.04m、Yを0.025m、Zを1.4mにします。

配列 モディファイアーを設定します。

配列 モディファイアーの設定を調整します

追加した立方体を「Shift」+「D」で複製し、「G」と「R」で位置と角度を調整します。

配列 モディファイアーの設定を調整します。

襖の縁と同じマテリアルを設定します

オブジェクトモードで配列 モディファイアーを適用し、組子を選択して「Ctr」+「J」で結合します。

「Ctr」+「A」でオブジェクトのスケールを適用します。

襖の縁と同じマテリアルを設定します。

組子を複製します

「7」+「5」でトップ・平行投影表示にします。

「Shift」+「D」で組子を複製し、「G」で位置を調整します。

上貼りの位置を調整します

編集モードにして、上貼りを選択して「G」で少し内側に移動します。

UV展開します

UV Editingのタブに切り替え、編集モードにして「A」で組子を全選択し、「U」+「スマートUV投影」でUV展開します。

「S」でUVマップを拡大します。

オブジェクトモードにして、オブジェクトを結合します

オブジェクトモードにして、「A」で全選択し、「Ctr」+「J」で結合します。配列 モディファイアーを設定しているため、結合すると残りの2枚にも組子が反映されます。

「/」でローカルビュー解除します。これで、襖と障子の完成です。

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